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【食レポ】栗きんとん

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今日も無職です、よろしくお願いします!
さて、シーズン到来、急に思い立って昼から母と二人、栗きんとんを目指してドライブしてきました。

恵那の「寿や」の栗きんとん    ・・東農地方と言えば織部焼

栗きんとん 知らない人いますか?

東海地方に住んでいるからか、栗きんとんと言えば、栗粉を茶巾絞りで絞ったものが「栗きんとん」といのが常識だと思うのですが、、合ってますか?

というのは、下呂温泉に関西の友達と行ったところ、バスのおっちゃんが、関西の友達が栗きんとんを知らないテイで話してました。おせち料理に入っているピカピカとろとろの栗と違いますよ!と自慢げに。当然友達は、知らないふりをして聞いておりました。賢い。

なので、「栗きんとん」をご存知ない方に向けて少しだけ、ご説明を。

栗きんとん

栗きんとん発祥の地として知られているのは岐阜県東濃地方。

古くは江戸時代の頃から栗きんとんの原型となるお菓子は楽しまれていたようです。
栗きんとんの形状には2種類あります。
・おせち料理で見かける、栗に甘いあんを和えて栗の形を残している「栗金団」
・栗をしっかり裏ごしして成形した「栗金飩」
中津川市・恵那市を中心とした岐阜県東濃地方が「発祥の地」「元祖」と呼ばれるのは、後者の「栗金飩」です。
JR中津川駅前には「栗きんとん発祥の地」という石碑もあります。

古くから岐阜県東濃地方の山間部では恵那栗が収穫され、加工しても日持ちがするようにアレンジした和菓子が「栗きんとんの始まり」と考えられています。

当初は作ってすぐに食べなくてはならない繊細なモノでしたが、現在では技術の向上なども手伝って日持ちがするものも多くなっています。
また、昭和時代には飛躍的に全国へ広まりました。

恵那川上屋ホームページより 
恵那の「寿や」で買った干菓子

写真は干菓子ですが、栗粉をこして、砂糖をいれて茶巾絞りで形を整えるものが「栗きんとん」と言われるものですね。まさか漢字のちがう「金団」と「金飩」があるとは知りませんでした。

くり粉餅 知ってますか?

東海地方に生きていると、栗きんとんよりもくり粉餅(くりこもち)を食べたくなる時があります。
季節限定で、栗の採れる季節にしか扱っていません。お餅の上に、栗きんとんになる前の栗の粉がかかっているんですが、一度食べたらやみつきで、見つけたら買うようにしています。

恵那にある大津屋さんの「くり粉餅」

友人から情報を得て、なんと、賞味期限が2時間という「くり粉餅」を買いに出かけました。
東農にあるのに「大津」屋、江戸にある「三河」屋、「越後」屋、といったところでしょうか。

恵那市の駅からほど近い場所に、噂の「大津屋」さんがありました。

大津屋さん ~消費期限が2時間のくり粉餅~

目印はこの案内板
外観を取り忘れましたので、中から外をみましょう。笑。
お店の横の道から駅方面、この橋を渡って到着しました。

お店の中は、歴史ある和菓子屋さんあるあるで、木造の狭い空間でした。
季節のお抹茶茶碗がケースに並んでいて、お抹茶を頂けるのかな?と思いました。
栗きんとんや栗蒸し羊羹、他の和菓子が並ぶなか、お目当ての「くり粉餅」を無事にゲットできました。お店の方から、必ず2時間以内に食べて下さいと念をおされ、たくさん買いたい気持ちを抑えて、4つだけ買わせて頂きました。

くり粉餅には、砂糖が入っていないようで、追い砂糖を渡されました。

なぜ2時間の消費期限かと言うと、砂糖が入っていないので、腐っちゃうみたいなのです。
砂糖にはそんな効果もあった事を納得するのでした。

実食

2時間以内に家に帰る自信の無かった私たちは、車に戻るとすぐに噂の「くり粉餅」を食べてみました。砂糖は加えずに食べてみました。

栗粉!!

でした。お餅が伸びるお餅で、昔の餅のように、ねっとりとしていて、のどに詰まらせそうになりました。ちょっと老人は注意した方がいいかもしれません。そして必ず飲み物も一緒に用意してから召し上がってください。

個人的には、話のタネになったかな、という感じで、砂糖の入った普通のくり粉餅の方が好きです。
興味のある方は、一度お試しください。その時採れた栗そのものの味にも左右されるかもしれませんね。

ちなみに栗蒸し羊羹も買ってみましたが、きよめ餅さんの方が私は好きでした。

おまけ

JR大垣駅を降りると、水まんじゅうで有名なお店金蝶園総本家大垣駅前本店があります。
思いがけず、昨年このお店で栗粉もちを購入する事ができました。正直、大津屋さんよりも金蝶園さんの日持ちする栗粉もちのほうが食べやすかったです。あと、他のお菓子も普通に美味しいです。 

栗きんとんはどこも一緒じゃない

この季節の話題で、「川上屋」と「すや」どっちが好きか?とよく聞かれます。
個人的には、どちらも好きだし、美味しいです。
ですが、名前が一緒でも、色々なお店がある事をご存知でしょうか?
恵那の寿やにも立ち寄ってみました。

すや 

栗きんとん本家 すや 

名古屋でも購入が可能ですが、時によって売り切れの時もあります。
栗粉のこし方が粗目なのか、栗の粒が残っていて、触感も良く人気の栗きんとんです。
賞味期限は3日位。

お店は小さく、日曜日の昼に20人程の列ができていました。栗粉もちは扱っていないみたいです。
特に本店に行かなくても、名古屋での購入で良さそうですが、店舗内の古い神棚や、小上がりでお茶を頂けたのかな?と思う内装は、良かったです。駐車場があるかは、ちょっと不明で、近くにバローがあるので、そこに車を停めて歩いてくるのも良さそうでした。駅からもそれほど遠くないようです。

川上屋

御菓子処 川上屋 手賀野店(19号バイパス沿い)

こちらも名古屋駅でも購入が可能ですが、セントレアにもお店があるようで、栗きんとんの先駆者とも言えそうです。
栗粉は粒のない、きちんとこしてあるタイプです。
賞味期限は4日位あったような、真空パックしてあります。

お店は色々なタイプがあるようで、私たちの立ち寄った手賀野店には、茶房が併設され、長蛇の列ができていました。私たちが立ち寄った時には時すでに遅し、茶房でも品切れ続出、あまりに並んでいたので、甘納豆なんかを買ってみました。ブランデー栗納豆、マロングラッセみたいで美味しかったです。ささめささ栗、字面が面白いですけど、特にいいかな。大きな栗も売ってました!びっくり!笑。
栗粉もち、すでに売り切れておりました。男性定員さんの対応が素晴しかったです。

寿や

恵那 寿や(すや) 本店

こちらは、あまり聞いたことがなく、知らない人は「すや」と間違って購入するのでは?と思いました。しかしながら、栗きんとん自体は、全く「すや」と逆で、栗粉は丁寧にこしてあり、ふんわりとやさしく絞ってありました。

恵那駅のすぐ近くにあり、喫茶もあるようで、かき氷など甘味を求め、たくさんの方が店内に待っていらっしゃいました。美味しそうでした。今回は、栗きんとんと美味しそうで日持ちのする干菓子を購入してきました。栗粉もちもありませんでした。

恵那寿や

恵那に行ったら五平餅です。

若い頃、よく仕事で恵那に来ました。
そしてよく五平餅を食べました。三河地方と東農地方の五平餅は形も味も違うのです。

JR恵那駅のすぐ近くにある「あまから」本店

懐かしくなり、大津屋さんの帰りに「あまから」さんに寄ってみましたところ、列ができていました。土日は並ぶんですね。

赤提灯、ビール飲みたい

おでんもあるようで、次は酒飲みたいと思いました。でも、恵那静かな町だから、迷惑かなぁ。
母が少し食べたいと言うので、お持ち帰りの他に、1本づつ店内で食べる事にしました。ほうじ茶らしきお茶とつくねに見える五平餅を食べて、幸せな気分になりました。

20本の包みを開けると、ごまだれを吸った団子たちが。

肝心なお味ですが、秘伝の甘いゴマダレが入った壺におはぎ状の団子3個のついた串を2度漬けして炭火で焼くといったもので、甘じょっぱいくるみのコクのあるタレと団子がよく合います。
ただ、久しぶりに食べた為か、甘さが激減していたような、持ち帰ってもこんなにタレを吸っちゃってたかな?と思いました。人間の記憶って曖昧です。

あまから本店には、恵那駅の駐車場が便利

JR恵那駅横にある、市営?駐車場です。手前の交番、同化してて、気づかない。

JRの恵那駅を降りて、右前方のちょっとした下り坂の先に「あまから本店」はあります。
駅から歩いて5分もかかるかな?って位の距離です。もし車で行かれる際は、駅横の駐車場が便利です。なんと、90分無料。あまからに並んでも、おつりが来ます。恵那寿やの甘味も食べる時間があります。しかしながら、見た目以上に駐車場の台数は少ないようで、早めに行かれると良いと思います。ただ安い有料駐車場は他にもあるようです。この駐車場の良い所は、あまからで五平餅を買った人が、エレベーターで次から次に降りてくるので、香ばしい良い匂いがします。是非、お試しください。

まとめ

  • 栗きんとんは好みで選ぼう。
  • 1つの値段はどこもほぼ一緒。
  • 砂糖で消費期限が伸びる。
  • くり粉餅のある店とない店がある。
  • くり粉餅は、すぐ売り切れる。
  • 恵那に行ったら五平餅もどうぞ
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