無職から脱却しているだろうと、期待を込めて予約してたヒルトン名古屋、プレミアムエグゼクティブルーム。ようやくその日がやってきました。
お正月をちょっと豪華に
2022年を締めくくるべく、ヒルトン名古屋を予約しました。
年越しを温泉で、とも思ったのですが、最近海外にも行けてないし、
料金も比べるとそこまで違わないので、ヒルトン名古屋を選択しました。
温泉旅館のように夕食はついていませんが、ラウンジサービスもあって、
食も細くなった今日この頃、何か欲しければルームサービスでもと思って予約しました。
名古屋駅からヒルトンへ
名古屋の土地勘はあるので、ヒルトンへ名古屋駅からタクシーで行くのに、新幹線口がいいのかなーとか考えつつ、王道の桜通り口でタクシーに乗車しました。
時間はチェックインの時間15時位、コロナもあってか、それともとっくにみんな移動してしまったのか、タクシーを待つお客さんは4組程でした。
近頃見ない丁寧なタクシーの運転手さんに当り、ホッと一息、後部座席でシートベルトに奮闘する母を横目に桜通りから、空港線を右折、広小路通りを左折、ヒルトンの1本手前で右折し、クルりと正面玄関へ。
運転手さんもよくご存じで、ホテル南側のタクシー用入り口を目指したみたいなのですが、何故か通行止め、正面側の入り口といっても角を曲がっただけですが、そこからホテル正面へ横づけ。
燕尾服を着たポーターさん達に迎えられ、気持ちよく到着。
門松も飾られており、少し先取りのお正月気分でした。
チェックインの仕方に戸惑う
到着後、26階の受付はどうやって行くのかポーターさんに尋ねると、入って右手の奥のエレベーターを上がって下さいと言われた。
荷物も部屋まで運んでもらえるので、引き換えタグの半券を受け取る。
確かにポーターさんは「チェックインの際にお渡し下さい。」と言った。
通常階の人々が並ぶチェックインカウンターを横切り、身軽な体でエレベーターに乗り込む。
なかなか気分が良いが、これで合ってるの?と不安になる。
エレベータの26階を押す、到着する、そこに何もない。笑。
廊下に沿って歩くと、ラウンジの文字を発見。
リュックやら荷物が床に置いてあって、入り口のお姉さんは他の人に対応中、
その奥の2つの席では、何やらお話し中。
入り口のお姉さんの列で順番待ちし、チェックインしたいと伝えると、
「今3組程、チェックイン待ちなので、ラウンジでスイーツなど召し上がってお待ちください。」
といって、席が空いたからと眺めの良い席に案内される。
ほおほお、これが噂に聞くラウンジだと、腰を下ろす。
周りの人たちは、何やらコーヒーやらスイーツやらを机の上で楽しんでいる。
何かお姉さんから案内があるのかと、大人しく待っていた。
が、一向に何も起こらない。
母は、家から持ってきたみかんをおもむろに机に出し、食べ始める。
後から隣に座った親子連れが、おやつを取りに行こう~とはしゃいで部屋から出て行った。
ん?自分で取りにいくのか?
どこに?
分からないまま、廊下に出るとお給仕の女の子が立っていた。
どこに取りに行ったらいいの?と聞くと困った顔をする。
するとホテルのお姉さんが、通りかかったので、すかさず聞く。
へー、そっか、ラウンジは自分で取りにいくのか。
空港のラウンジみたいな事かと、納得。
丁度アフタヌーンティーのサービス時間で、15時~16時半は、
チェックインの人とごった返すらしい。
コーヒーマシーンの列にならび、
ビニール手袋をしてスイーツを取り、席に帰った。
美味しそうなフルーツジュースも並ぶ中、
サンペルグリノとアメリカンコーヒーを選択。
これを言っていいのか、だらしない恰好の子どもも多く、
ハイエナのようにマダムもそのスイーツを取っていく。
私の苦手な光景。
席でクロワッサンがまずいだの、文句を言ううちに、
チェックインが整いましたとご案内を受ける。
その時母は、ハイエナのようにスイーツを獲得にお出かけしていた。
「母が戻ったら、チェックインでもいいですか?」と尋ねると、
お姉さんは優しく良いですよと言ってくれた。
母がまた、お皿を山盛りにして帰ってきたので、
それを空けてから、チェックインに向かう。
ラウンジの入り口の奥にあったあの2つの席に座り、チェックインをする。
忙しすぎて、お姉さんは不在、忙しすぎて、別の人のチェックインシートが私の前にあった。
最近の人は、忙しすぎて、色々な事を忘れてしまうし、おろそかにする。
世の中の悪さだとは思うけれど、個人情報ですからね、気を付けましょうね。
お姉さんに、違う人のが出てますよとお伝えし、私のチェックインシートが出てくる。
楽天トラベルで予約したので、もしかすると安いお客様なのかもしれない。
支払は済んでいるが、カードを登録せいと言う。
「楽天で予約したので、楽天のカードが良いですか?」と聞くと
特に何でも良いと言うので、一応JALのゴールドカードを出しておいた。
そんなに貧乏ではありませんよという、ちょっとした意地。
でも先日まで無職でしたから、勤め先情報は更新しなければ。
チェックインを済ませ、スイーツをむさぼる母の元に戻り、
少し時間を置いて、部屋に向かう事にした。
お姉さんも、ラウンジでもう少しゆっくりしても良いと言ってくれたので。
部屋は26階よりも上の階で、ちょっと安心。
楽天トラベルで予約してるから、なんとなく、あまり良くない部屋に案内されるのではと思っていた。
今までそんな事は無かったと思うけれども、なんとなく毎回不安がよぎっている。
部屋に着くと、荷物もまだ届いておらず、
使い勝手の良さそうな大きな大理石の机を見て、
これでパソコンさわれるわ、と安心した。
荷物はまだか
部屋に入って、ブーツを脱いでホッと一息。
高いコーヒーマシーンと、水、ポット、浴室をチェックする。
ふむ、確かに少し広めの部屋だが、プレミアムエグゼクティブルームとは、大して豪華には感じられない。
景色は良い、が、カーテンが無いので、窓を開けたままにすると、多分外から見えてしまう。
高層階なので、そんな気にすることはないかもしれないけれど、御園座マンションとかから、
よく見えるんじゃなかろうか。
パソコンを広げ、ヒルトン内で何ができるのか調べてみる。
プール、行きたいなぁ、水着持ってきたのよ。
でも、子どもとかいっぱいだったらいやだしなー、とか、
予約したかった和室、どんな感じかもう一回見てみようなんてゴソゴソしていた。
が、待てど暮らせど荷物が届かない。
プレミアムエグゼクティブルームには、MAGICというコール先がある。
一度フロントにコールしてみたものの、忙しいのか電話に出てもらえず、
MAGICのボタンに気付き、もう一度MAGICにコール。
「○○様、お待たせしました。」
高級ホテルでやってくれるサービス?私が誰か分かってくれている。
「あの、荷物はまだでしょうか」
と伝えると、半券は、、といった言葉をポロリと電話口で言ったあと
「半券の番号は何番でしょうか」
とっさに、私が半券を渡しそびれた事を察知した電話口の方が、言葉を変えてくれた。
「あ、半券渡さないといけませんでしたね。」
と私が言っても、何も無かったように、電話口の方は話を進め
「すぐに手配します。」
といってくれ、私は自分のミスに気付き電話を置いた。
数分後、すぐに係の方が荷物を届けてくれた。
日本なのでチップを用意していなくて、そのまま荷物を受け取った。
しまった、チップ、用意しとかないとなと深く反省。
日本で働くホテルマンは尊敬している。しかもお正月にも。
こんな格安で泊めてくれて、サービスまで問われる、過酷な商売。
彼女、彼らが報われるよう私は応援したいのだ。