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全身麻酔って聞いて怖くなって

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全身麻酔

手術が開腹か、腹腔鏡か決まる前に、麻酔科の先生の説明を受ける日があった。先生も腹腔鏡とは言ってくれないし、お腹もまた膨らんできた気がして、麻酔科の先生に9割回復だと思うと伝えた。
先生は開腹の場合脊髄に麻酔をいれる方法になると言った。同席してくれた母もこの麻酔を受けた事があったので、海老の様に丸くなって、麻酔の聞く箇所に針を刺すと教えられた。
内心、全身麻酔と聞くと怖くなっていた。書類にもいっぱいサインさせられる。失敗しても、受け入れたと言わされるのか。でもやらないといけないんだと思って、聞いてたつもりけど上の空だった。

 

術前外来の流れ

麻酔をするという事

呼吸のトレーニング

 

麻酔の影響で肺の広がりが悪く成ったり、痰がたまりやすくなるらしい。
なので、たばこを吸っている人はこの際やめましょうというビデオをみせられる。呼吸の訓練の資料も渡された。
私は常々、呼吸ができなくて苦しいのが不安で仕方がない。
息がつけなくなる想像をしただけで、怖い。
こんな資料を渡されて、余計に心配になった。
歯のチェックがあったことも、驚いた。
入れ歯がとれてしまったり、くいしばって歯がかけたり、全身麻酔で手術をするのには、危険がいっぱいだという事を悟った。
顎も外れた事がありますか?なんて聞かれた。手術中は外れるのか?

手術の時は、すっぴんだろうけれども、乾燥しそうだから、化粧水と乳液は忘れずに塗って行きたいと思っていたら、あんまりベトベトだと、呼吸用の器具とかの固定テープがはがれるから、ベトベトにしないでと言われた。

麻酔から覚めたときの話

無事に手術を終えて、病室に戻ってきた。行きはひょうひょうと歩いて向かったが、帰りはベットで搬送されて戻った。部屋のベットに戻される時は、囲んだ人が「せーの!」といって、ゴロンと移動させられた。
着て行ったねまきは、前開きのねまきに代わり、腹帯をしめられ、酸素呼吸器、点滴、脈を図るような機械、オムツをされ、尿道の管をつけられ、脚にはメディキュットらしきものを履かされて帰ってきた。
自力で動くのは、難しそうだったので、されるがままにしておいた。看護婦さんに、「おひとりだけご家族をお呼びできますが、ご主人様でいいですか?」と言われた。喉が痛くて、喋る事ができない、誰とも喋りたくなかったから、旦那を呼んでもらった。
思いのほか、母親が部屋に入ってきた、めっちゃ喋ってきた、しんどくて、母の手を払ってしまった事は、後悔している。旦那が手術中の説明を聞いたので、面会は母親に譲ったとの事だった。母親は、ぬいぐるみが好きではない私に、一人じゃ寂しいだろうからとウサギのぬいぐるみを置いていった。なかなかの強敵の母である。
旦那から聞くところによると、手術後「今、麻酔を覚ましてますから」と言われたそう。なるほど、麻酔は覚めるまで待つんじゃなくて、覚ます事ができるのか。
手術が何時に終わったのか、全く記憶もないが、それから1日半、寝たきりで過ごした。

 

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